R7.1.14 福岡県トラック協会筑後緊急物資輸送センター見学・説明会

令和7年1月14日(火)女性部主催の筑後緊急物資輸送センター見学・説明会に参加いたしました。

午前9時に福岡西支部に集合し、20人ほどの参加者と共にバスに乗り込みました、約1時間程度で筑後市の目的地に到着しました。あまり興味が無く募集要項や行程表もよく読まずに参加したので、たくさんのトラックが往来していて作業をしている人もたくさんいる賑やかな場所なのかとイメージしていましたが、広い駐車場にはトラックが1台も止まっていなくて人影も無くひっそりとしていたので今日は休みなのかなと思いました。
出迎えていただいた方に挨拶をして建物の中の説明会会場のような場所(災害時避難所)に案内していただきました。イスに座って資料を見ながら説明を聞き始めるとやっとこの場所がどういう場所なのかが理解できました。



施設名の通り災害が発生した際に稼働する緊急物資の輸送拠点であり、地域住民の避難施設でもありました。
そしてビックリしたのがこの施設を作り維持管理しているのが公益社団法人福岡県トラック協会だということでした。説明の中に緊急物資輸送センター建設までの経緯があり、トラック協会は昔から緊急・救援輸送業務に携わっていましたが平成17年の福岡県西方沖地震の際に玄界島仮設住宅への引っ越し等のボランティアなどに協力をしてから緊急物資輸送拠点を建設しようと動き出したそうです。初めは行政や関係者に快く思われなくて非協力的だった中建設を進めたそうです。平成23年施設落成日目前で東日本大震災が発生したのですが、すぐに施設が稼働でき行政や政治家や関係者からは賛辞の声が届いたそうです。平成24年には九州北部豪雨が発生し、同センターを指定避難場所として開設し緊急救援物資も輸送したそうです。その後平成25年に筑豊緊急物資輸送センターを建設、平成28年には北九州にも同センターを建設し熊本地震の際には全てのセンターで支援物資や非常食や飲料の保管や輸送を行ったそうです。随時各行政と協定を結びながら次々とセンターの建設を行った結果大きな災害に対応してきた経緯に感動いたしました。


説明を聞き終わった後にセンター内を案内していただきました、現在は100人分×3日分の保存食品や緊急用備蓄品の保管だけでしたが、大きな災害が無く各センターが稼働しないことが何よりだと思いました。国や行政が作ったのでは無く福岡県トラック協会が作った緊急時に役に立つ施設があることが知れて大変有意義な時間となりました。


センターを後にして八女市のふるい町並みへ行き各自食事や散策をして八女中央大茶園を見学し帰路につきました。とても良い一日になりました、女性部に感謝です。

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