「子育てシンガーmon講演コンサート生まれてきてくれてありがとう」が行われました。

10月2日(木)さいとぴあ多目的ホールにて人材育成事業の「子育てシンガーmon講演コンサート生まれてきてくれてありがとう」が行われました。
夜の7時からでしたが、宅建協会員や一般からの申込者300人で会場はほぼ満席になっていました。いつもの講演会と違う点は子供さん達がたくさんいたことです。


定刻になり開会挨拶、三島支部長の挨拶が終わり、monさんが自己紹介を兼ねた挨拶を始めました。「私のコンサートでは子供さんの泣き声大歓迎!じっとしていられなくなったら通路を走り回ってくださいね」という言葉通り赤ちゃんの泣き声やうろうろする小さい子供さん達がいる中、ご自身の人生や思いを歌と交互に語られました。


私はまずmonさんの澄んだ声と心のこもった歌声にびっくりしました、上手い!


そしてmonさんの話にとても感動しました。
monさんは、在日韓国人で6人兄弟の末っ子として生まれましたが、家庭の事情で4年間はハラモニと2人暮らしだったそうです。
monさんはハラモニと別れ初めて会った兄弟や両親と共に暮らしだし、環境の変化や言葉の違いにすごく戸惑ったそうです。小学校に通いだすと在日韓国人だということに加え注意欠陥多動障害という病気ゆえのイジメにもあったそうです。
そして兄弟や両親、学校や友達への反抗的な気持ちから、様々な経験を経て結婚し子育てをしていく中でそれらが慈しみへと変化していった経緯などを聞かせてくれました。
今はご自身のお子さんへの愛、そして世の中の子供たちへ「うまれてきてくれてありがとう」と思いながらコンサート活動をされているそうです。


monさんは拍手喝采を受け終了した後、すぐに会場の外へ出てCDを購入してくれた一人一人に握手をしながら言葉を交わしていました。
会場を後にする人々の口からは「良かった」「感動したね」「涙が出たよ」という声があちらこちらから聞こえてきました。
今回は一般の方々と一緒の講演コンサートでしたが、差別やイジメの問題、自分の存在について、周りの人たちへの愛、そして感謝など様々な気持ちが全て込められた素敵な素晴らしい講演コンサートだったと思います。

広報部 上杦